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栄華と荒廃、スコットランドに立つ豪邸カレンダーハウスの歴史

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栄華と荒廃、スコットランドに立つ豪邸カレンダーハウスの歴史

栄華と荒廃、スコットランドに立つ豪邸カレンダーハウスの歴史

 

イギリス北部に位置するスコットランドのグラスゴーと

エジンバラの中央辺りにあるカレンダーハウスは

中世の時代劇に登場しそうな豪邸

邸宅を中心とした広大な敷地には、

白鳥が戯れる池に小川沿いの美しい散歩道をはじめ

1787年以降約200年間この邸宅の家主であった

フォーブス家の家族墓園がある静かな森

そしてクレイジーゴルフや遊具のあるアクティビティの広場があります。

 

このカレンダーハウスの起源は2世紀とされていて、

ローマ人によって建てられていています。

 

1345年には当時のスコットランド王のデイヴィッド2世によってリビングストン卿に授与され、

リビングストン家は約400年間この邸宅の家主となります。

 

リビングストン卿の家系はスコットランドとイギリスの歴史に深く関わっており、

イギリスのエリザベス1世によって斬首されたメアリー女王の幼少時代の後見人を務めたほか、

ジェームス6世およびジェームス1世と知られるチャールズ・ジェームズ・ステュアート(以降ジェームス1世)の娘

エリザベスの教育係りを担うなど王室の歴史にも度々登場します。

 

ちなみにジェームス1世はイギリスとスコットランドの統一を熱望したスコットランド出身の王であり、

後にグレートブリテン王として新硬貨『ユナイト』を発行し

イギリスとスコットランドの両国に運用させた人物でもあります。

1609年のスコットランド金貨

 

話はカレンダーハウスの歴史に戻りますが、

1747年にリビングストン家のレディー・アン・リビングストンの夫キルマーノック伯爵の斬首、

その息子ジェームズ・ヘイの死去(1778年)によって、この不動産は競売にかけられます。

 

そして、英国海軍と関わりのあるフォーブス家が競り落とし、約200年間所有した後、

フォーブス家が荒廃すると、当地のファルカーク市が買い取りました。

そして、公園として一般開放して今日に至ります。

 

現在、ファルカーク・コミニティー・財団が運営を担い、

邸宅を博物館として無料開放しています。

 

邸宅内にあるビクトリア様式の美しい図書室には分厚い背表紙の本が多く並び、

蔵書の一部はファルカークの重要な公文書となっています。

また、中世の人々の生活やファルカーク市の発展の歴史を伝える展示品も陳列されていて、

ローマから伝わるコインの他に、お金に代わるトークンと呼ばれるメダルなども見ることができます。

 

なかでも、ジョージ王朝様式のキッチンはぜひ見学したいスポットの一つで、

当時の従業員の衣装でスタッフが待ち受けてくれます。

また、ティールームはカフェとして営業しているので、美味しいお菓子とお茶を味わいながら、

メアリー女王をはじめヴィクトリア女王、オリバー・クロムウェルなども宿泊した邸宅で、

優雅な午後のひとときを過ごすことができます。

英国国内には、このように歴史ある建造物を無料開放されているものも多く、

知るひとぞ知る観光スポットともいえるでしょう。

 

 

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